施設長就任にあたって

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医療法人社団 幹人会
介護老人保健施設 菜の花
施設長 小室 勝利

初春の候、皆様方には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

さて、私儀、この度難波眞前施設長退職にあたり、後任として介護老人保健施設「菜の花」施設長に就任いたしました。当施設の医師として勤務3年が経過いたしましたが、この間、法人理事長はじめ前施設長のもとで、職員全員がすばらしい老健に育て上げて来た事を目のあたりにして、先人の苦労と努力に敬意をはらいつつ、勤めさせていただいておりました。施設長として先人の成果を引き継ぐことにいささか戸惑いを感じましたが、医療法人社団幹人会の基本方針、基本理念をより自分のものとすべき大任を引き受けさせていただく事を決心いたしました。

社会的にも老健の置かれている立場は、必ずしも満足のいく状況にはありませんが、私共職員全員が、基本方針、基本理念のもとに、地域のお年寄りの方々に可能な限りの協力ができればと考えております。微力ではありますが、医療・介護を通して地域医療に専心する所存です。何とぞ、今までと変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

私が娘に伝えた自然の営みからの教えを述べ、所信としたいと存じます。

「私の生まれは五日市です。五日市方面では、庭に柏の木のある家が多く見られ、私の家には3本あります。柏の木は、前年の葉が次の年に芽生えた葉が成長するまで残り、共に一時期を同じ枝で生活するとのことで、縁起の良い木として植えられています。今から35年位前のことですが、夏に猛暑が続き、300年以上生きてきた柏の老木が活気を失いました。その年の秋には、その老木は例年にドングリを実らせ、翌年春には例年になく多く発芽しました。私はその内の2本を植え替え育てました。今はこの2本とも立派に育ち、ドングリを実らせる程の木に成長しています。その後、老木も復活し、今では以前の様な活気をとり戻しています。老木のおかれている環境は、周囲にモチ、松、柿、桐の木が生い繁り、互いに陽光を求めて競い合っていました。今は皆、元気に共存しています。老木からドングリには見知らぬ方法でより芽生える旨のメッセージが伝わっていたのではないか?落ちたドングリは、このメッセージを何らかの方法で悟り、より多くの発芽となったのではないか?若木の成長を見守った老木は、若木からのメッセージを受け取り、再び活力をとり戻したのではないか?いつも競い合った周囲の木々は、この老木のために厳しい陽光を遮り、老木を助けたのではないか?等々、様々のことを考えさせられました。」

メッセージの伝達者となり、活気を失いつつある老木の支えとなる環境整備に努めていきたいと思っています。

私の娘も二人、成長致しました。

 

 

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プロフィール

 小室 勝利 (こむろ かつとし)

出身大学 北海道大学・大学院
専門 内科
役職 老健菜の花 施設長
得意分野 感染症
資格 医師
経歴 S43 北海道大学 医学部卒業
米国 スローン・ケタリング癌研究所免疫部門留学
S50 北海道大学 大学院卒業
北海道大学医学部病理学第一講座助手
S62 国立予防衛生研究所 血液製剤部血液製剤室 部長
H4 国立予防衛生研究所 細菌・血液製剤部 部長
H7 国立予防衛生研究所 安全性研究部 部長
H9 国立感染症研究所 安全性研究部 部長
H14 国立感染症研究所 血液安全性研究部 部長
H16 国立感染症研究所 名誉所員
H16 医療法人佐原病院 副院長
H18 医療法人昭洋会 ケアポート田谷施設長
H20 医療法人社団幹人会 介護老人保健施設菜の花
H23 医療法人社団幹人会 介護老人保健施設菜の花 施設長
医療法人社団幹人会 理事

医療法人社団幹人会理事
趣味 野菜作り・温泉
自己PR 法人の基本方針・基本理念に則り、入所者と同じ目線で、より多く接する機会を持っている。