心臓病の予防について

食生活の欧米化やストレス社会を反映してか、我が国における急性心臓病の発病件数は年々増加の一途をたどっています。発病年齢も若年化する傾向にあり、30~~hB歳代の青壮年層で発病するケースが目立っています。

急性心臓病は、心臓をとり巻き、心臓の筋肉に酸素や栄養を供給している血管(冠状動脈)の流通が、血管の痙攣や動脈硬化によって妨げられ、心臓の筋肉が急激に障害される事によって生じる『虚血性心臓疾患』がその大部分を占め、狭心症、心筋梗塞、不整脈等がその代表的疾患として挙げられます。生命の危険に直結する急病だけに、予防法についての正しい理解が必要です。

『虚血性心臓疾患』を引き起こす要因として次のような因子が挙げられます。

心臓血管危険因子

体質に関する因子
(1) 高コレステロール血症
(2) 高尿酸血症
(3) 糖尿病
(4) 高血圧
(5) 肥満
(6) 遺伝的体質(血縁の親族の方に心臓病が多い場合)

生活習慣、嗜好に関する因子
(1) 喫煙
(2) ストレスや過労
(3) 運動不足
(4) 塩分過食

日頃から上記の因子に留意し、健康診断等を積極的に受け心臓病の予防に心掛けて下さい。セカセカ、イライラしやすいく、仕事を人に任すことがきらいで、責任感が強く、何事も自分でしょい込んでしまうタイプの方に発症しやすいという説もあります。
リラックスして生活をエンジョイすることも大切な予防法のようです。