最近、食生活や生活様式の変化で、成人病の発症時期の若年化傾向が著しく、乳幼児期からの対策が求められていることは、しばしばマスコミ等でも取り上げられています。
成人病の発症が、日々日常の食生活、酒・煙草等の嗜好、運動量などど密接に係わっていることが明らかな以上、年少期からの地道で正しい生活の習慣づくりが成人病予防の第一歩といえましょう。
もちろん既に中高年の方も、今からでも遅くはありませんので、そのこつをご紹介します。

  1. 一日30品目以上を摂取する
    多品目を摂取し炭水化物、蛋白質、脂肪、ミネラル、ビタミンなどの栄養素をバランス良く食べるよう心掛けましょう。
  2. 塩分をひかえる(一日10g以下に)
    高血圧、動脈硬化、胃癌等の予防に効果があるとされています。
  3. 食事は腹八分に、甘味はほどほどにする
  4. 低脂肪、低コレステロール食を心掛ける
    海草、野菜、果物等食物繊維を毎日食べる。
    これらに含まれるビタミン、ミネラルは体の活力を増し、鉄分は貧血を予防し、食物繊維は排便をうながし大腸癌を予防します。
  5. カルシュウムを摂取する
    丈夫な骨作りは健康の基本です。
  6. 習慣的に適度な運動をする
    時々の激しい運動より、日々のゆるやかな運動が健康作りに役立ちます。
  7. 禁煙、節酒を心掛ける
    喫煙は百害あって一益もなし、酒は適量を守りましょう。
    日本酒なら二合、麦酒なら二本、ウイスキーならダブル二杯まで、週二日は休肝日が原則です。