多忙な現代生活の中にあって、手軽で長続きする運動不足解消法といえば、やはりつい車に乗って楽をせず、基本に立ち返り、こまめに自分の足で歩く習慣を守ることでしょう。
万歩計を利用した比較調査によれば現代生活における一日の歩行数の平均は六千六百歩前後(約四・五㌔程度)と少なく、一日一万歩以上歩く人は、二千歩未満の人より血圧や善玉コレステロールの検査値が良好であり、歩行数が多い方が心臓病や高血圧等の循環器系の成人病になりにくいとしています。
もちろん歩行の効用はこれらに留まらず、様々な効果があるとされています。
歩行は全身の筋肉の約六割を使う全身運動であり、心肺活動や新陳代謝を活発にし、骨や筋肉への刺激は骨粗鬆症や腰痛症を予防し、脳や自律神経、胃腸への刺激はボケを予防しストレス、便秘の解消に効果があります。
下記のような原則を心掛け楽しく歩いてみて下さい。